浮動項の分布の推定

  • 遺伝的浮動について
  • この日をたよりに浮動の項をどう扱うかを考えたことなどをまとめておく
  • 変数などをまとめておくと
    • 総アレル数N、アレルAの数N_A、現在のアレル頻度\mu、次世代のアレル頻度m、アレルの面積密度\sigma = \frac{N}{S}、アレルAの面積密度\sigma_A = \frac{N_A}{S}
    • これらの変数を必要に応じて変換する
  • モデルから推定する場合....
    1. 二項分布
    2. 正規分布
    3. ベータ分布
    4. F分布?
      • いずれもN \rightarrow \inftyとすると大数の法則によって浮動が起きなくなる(\muに収束する)のでパラメータとしてNを残しておく
  • 何かしらの関数を仮定する場合....
  • 必要な性質は
    • 浮動とドリフトアウト
      • アレル頻度が 0 or 1 のとき、次世代のアレル頻度の分布は 0 or 1 のまま
    • ということで正規分布を利用して、分散V = k \mu (1-\mu)(kはパラメータ)とすれば\mu=0,1の時にV=0となってデルタ関数になるのでドリフトアウトを表現できる
    • すると
      • f(t)=\frac{1}{\sqrt{2 \pi k \mu (1-\mu)}}e^{-\frac{(t-\mu)^2}{2k\mu(1-\mu)}
    • こうなるとモデルから正規分布近似したものと同じになる